肝臓をいたわるための食生活について

肝機能について説明する女性1

肝臓は体内において最大の臓器であり、さまざまな役割を担っています。その例として、栄養素の代謝・貯蔵・供給が挙げられます。また、胆汁を作り出して脂肪の吸収を促進する働きもあります。そして最も大切な役割は、アルコール・ニコチン・食品添加物・薬剤・菌などの有害物質の解毒を行うことです。

 

このように、肝臓は人間の生命活動に欠かせない臓器です。それだけに、日常生活の中で肝臓をいたわる対策を実践することが必要。特に、日々の食生活に留意しましょう。

 

まず食事は一日三食とし、決まった時間に食べるよう心がけます。「食事の時間がまちまちで、その都度大量に食べる」「しばしば間食を摂る」という状態だと、肝臓に大きな負担がかかります。そして、肝細胞の修復に必要なタンパク質を毎回摂ることも大切です。特に魚・豆腐・豆類などは良質のタンパク質を含み、脂肪分が少ないのでおすすめです。

 

タンパク質の他には、ビタミン・ミネラル・食物繊維・乳酸菌もしっかりと摂り入れましょう。このうち、ビタミンやミネラルは肝細胞の修復を助ける働きがあります。さらに食物繊維や乳酸菌は、便秘を改善する効果があります。便秘は腸内のアンモニア量を増加させるので、肝臓の解毒作業にさらなる負荷をかけてしまいます。

 

こうした点を考慮し、毎日の食事では野菜・果物・海藻類・きのこ類・ヨーグルトなどを多く食べるよう心がけましょう。また、肝機能を増強するレバー・解毒作用を促進する成分を含む「いか」や「たこ」・アルコール分解能力を高める「ごま」などもおすすめの食材です。

 

肝臓をいたわるためには、食事だけでなくアルコールの飲み方にも気をつけたいものです。摂取するアルコールの量が多過ぎると、肝臓に負担を強いたり解毒作業が追いつかなくなったりします。一日の許容量として、日本酒180ml・ワイン240ml・ビール500mlなどの例があります。この量をできるだけ守り、肝臓にダメージを与えないよう注意しましょう。

 

肝臓は人体の化学工場とも言われ、多くの化学反応によって人体を支えています。元気で生き生きとした生活を送るためにも、食生活を見直して肝臓を健康に保ちましょう。